オーストラリア市場レポート 2010年8月19日:Clough (ASX:CLO) の好調な2009/10年会計年度業績
Sydney, 2010年8月19日, AEST (ABN Newswire) - ウォール街からの前向きな先導に関わらず、木曜日のオーストラリアの株式は若干安での取引開始となった。同国内市場の注目は、引き続き企業の業績報告に集まった。取引前半の S&P/ASX200 指数と全株指数はともに0.1%下落した。
木曜日の経済ニュースとしては、オーストラリア統計局による5月の平均週間所得データと7月の国際商品輸入高が発表される。
企業ニュース
エンジニアリング・建設企業 Clough Limited (ASX:CLO) は2009/10年会計年度において13%増となる金利税処理前基本利益6,360万豪ドルを報告した。継続事業からの総収入は26%増の8億500万豪ドルとなった。主に石油・ガス部門へのエンジニアリング・調達・建設サービスを提供する同社は、現在の石油価格と金融市場における回復が海外の石油・ガスプロジェクトを刺激し、海中部門の成長軌道への復帰をもたらすものと見込んでいる、と Clough の CEO である John Smith 氏は語った。
Brambles Ltd (ASX:BXB) は2010年6月30日までの年間純利益4億4,390万豪ドルを報告、これに対し2009年会計年度は4億3,400万豪ドルであった。2010年会計年度における売上収入3%増は、 CHEP Americas での売上収入減という同グループの財務結果への打撃を埋め合わせる CHEP Europe ・ Middle East ・ Africa 、 CHEP Asia-Pacific 、 Recall により先導された、と経営責任者である Tom Gorman 氏は語った。20%非課税の最終配当1株当たり12.5セントは、9月22日登録上の株主に対し10月14日に支払い可能となる。予測不可能な状況と継続的な経済の不安定性から、 Brambles は2011年会計年度の金利コスト・税処理前法定営業利益を7億4,000万米ドルと7億8,000万米ドルの間で見込んでいる。
Global Construction Services Limited (ASX:GCS) は2010年6月30日までの税処理後年間利益1,140万豪ドルを報告、これは2009年会計年度の1,090万豪ドルを上回った。2010年会計年度の完全非課税配当は5.5セントである。同社市場の多くにおける厳しい状況の中でのこの業績に満足している、と同社は語る。 GCS は2011年会計年度において、40%の金利税処理前利益成長と25%超の収益成長を見込んでいる。
オーストラリアの複合企業 Wesfarmers Ltd (ASX:WES) は、資源部門からの収益において予測されていた大幅減少に関わらず、年間利益2.8%増を報告した。同社は6月までの年間純利益15億6,500万豪ドルを報告した。同グループの小売事業収益成長は15.8%であった。同社事業全体での成長見通しは希望的であり、特に高品質の冶金石炭に対する市場原理が好調である資源部門と石炭価格の見通しは前向きである、と同複合企業は語る。
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